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ピエロック一座の人形劇を観てピエロックさんのヨーロッパ放浪記を聞く

2018年3月16日、押方塾の卒業生を送る会に、人形劇団のピエロック一座をお招きしました。

 

「なんだって 自分の力で学ぶことができる!」

 

ピエロックさんが奏でる バイオリン アコーディオン オカリナと

ピエロックさん手作りのあやつり人形たちが作りだす 

ちょっと不思議で風変わりな世界に

みんな最初は戸惑っていたのですが

 

お話が進むにつれ

ピエロック一座独特の ”おかしみ” がじわりじわりと広がっていって・・・

見終わる頃には

教室中が笑い声でいっぱいになっていました。

 

そして

ピエロックさんのお話の時間。

ピエロックさんの生の声を子供たちに届けたくて特別にお願いしたのです。

 

ピエロックさんは

”ヨーロッパを放浪した話” をされました。

(詳しい内容は ピエロック一座のホームページ「ピエ団長の経歴」をぜひご覧ください!)

 

まったく英語が喋れないまま(もちろん他の言語も!)

ヨーロッパを放浪したことや

 そこで出会った路上生活をしている難民の人々が

底抜けに明るく たくましく 優しかったこと。

 

そしてもう一つ

ピエロックさんの楽器演奏が見事だったので

吹奏楽部の生徒が 

「どうやっていろんな楽器を弾けるようになったんですか?」

と質問しました。

 

すると ピエロックさんの答えは

「自分で」・・・!?

すべての楽器を なんと独学でマスターしたことを話されました。

 

できないことは 習うもの。

私たちにいつの間にかしみついた ”あたりまえ”を

いとも簡単に吹き飛ばすような一言でした。

 

ピエロックさんはほんとに演奏がうまかったので

みんなは あまりピンときてない様子(笑)

それほど ″あたりまえ” の威力は強いのです。

 

次の言葉は 

最後にピエロックさんがみんなに語りかけてくれたことです。

 

「人は 言葉が通じなくても 心で通じ合えるよ。」

「みんな 本気で学びたいと思ったら 自分の力で学ぶ力を持ってるよ。」 

 

とても素晴らしい3年生を送る会でした。

ピエロックさん ありがとうございました。

 

押方塾 塾長 荒木浩子

【ピエロック一座の紹介】

ピエ団長と副団長チェリーそしてあやつり人形の仲間たちで構成される。

自作の人形・からくり装置・仕掛け舞台に、大道芸や楽器演奏など様々な芸を組み合わせた

”すべてが手作りの小さなサーカス団”である。

これまで、ヨーロッパ諸国の劇場、カフェ、路上の大道芸などで修業を積んできた。

(ピエロック一座ホームページより抜粋)